J100917418
J100917419
読み込み中...
歌マネ
曲をコピーするからといって、何も歌い方まで真似しなくてもいいとは思う。でも、ついやってしまう歌マネ。ほんの気持ちではあるけれど、歌い方を真似る。声はあまり似てないかもしれないけど、とりあえずやってるつもりになる。そうすると、不思議と似てくる。これはいい例だと思う。
おかげで妙な歌い方だ(レイ・チャールズかと思った)し、姿勢も悪いんだけど・・・まあいいや、ちょっと似てるから。
チャゲアス=チャゲ&飛鳥。(正式には CHAGE&ASKA)
僕がチャゲアスをよく聴いていたのは1990年代前半、中学生のとき。ドラマ 『101回目のプロポーズ』 の主題歌 「SAY YES」 が大ヒットして、「スーパーベストⅡ」 が発売された頃だ。言うまでもなくチャゲアスには名曲が多くて、演歌調のデビュー曲 「ひとり咲き」 は今でも僕がカラオケに行くとかなりの確率で1曲目に歌うし、デビュー翌年の曲 「万里の河」 も大好きだし、「マリオネット」 もいいし、「スーパーベストⅡ」 の曲は全部名曲だと断言できる。そんな名曲揃いのチャゲアスにあって、飛鳥涼 (いまはASKA名義) がソロで出した曲の中にも名曲はたくさんある。そしてこの 「はじまりはいつも雨」 はその筆頭。
こんな前振りなんかなくてもみんな知ってるよな・・・と思ったけど、もしかしたらいまの若い人には「チャゲアス」なんていっても通じないのかもしれないと思って書いてます。僕が子供の頃に、「狩人」って言われてもピンとこなかったように。
アレンジがなかなか大変だった
もともとピアノ曲ではないし、ピアノだけでこの曲の 「感じ」 を出すのは大変だろうなと思ってたけど、やっぱり大変だった。特に一番難しかったのはイントロ。楽器の数は少ないんだけど、「この楽器 (パート) さえコピーすれば雰囲気が出る」 っていうパートがなくて、全部が揃ってはじめてイントロが成立する・・・といった感じの原曲。しかもそれぞれのパートの存在感が薄くて、薄~い色が何重にも重なったペイントみたいな、まったくもって絶妙なアレンジ。そしてこういう部分はとてもピアノに置き換えにくい。しかもこの曲全体の空気をイントロが支えてる感があるから、絶対に手を抜けない。で、試行錯誤した結果、こんなアレンジになった。市販の楽譜がどんなことをやってるのか全然知らないけど、この曲をピアノで弾いて、すぐに 「あ! はじまりはいつも雨だ!」 とわかってもらえたら、それはそのアレンジがよくできてる と言えるんじゃないかと思ってる。そして、そんなアレンジだと皆さんが思ってくれたらいいなと思う。
伴奏の種類
「ピアノ難民を救え!」 で配信してる動画の中でいえば、平井堅の 「瞳をとじて」 に近い、いわゆるジャーンとゆったり和音を鳴らすタイプの伴奏なんだけど、張り切って弾きすぎず、音数をできるだけ減らしたほうが感じが出る。ただ、絶対に外せない音+リズムがいくつかあって、楽譜 (ダウンロードできます!) の中には詳しく書いたけど、中でもAメロ冒頭の左手の2つ目の音 (シンコペーション?になるのかな?の2つ目の音) は重要。Aメロはこのリズムを守って 「ド~・ド~~~ソ ド~・ド~~~」 で弾かないと絶対にダメ。逆に言えば、これさえ守れば右手は適当にやっても歌える。
それから、曲全体を通して、トップで鳴っているストリングスのラインをちゃんと弾くとそれっぽくなる。楽譜上にはある程度再現しているので、はじめは歌いながら弾くのは難しいかもしれないけど、できるようになると結構気分良く歌えるのでがんばって練習してください。あと、左手は基本的にベースのパートをコピーしているので、ベースらしい音の動きをピアノで弾くのが少々やっかいかもしれないけど、これも練習あるのみです。
サビ前のリタルダンド (ゆっくり弾く = テンポを落とす) は不要かもしれません。僕はついつい気分でこう弾いてしまいましたが、あとで聴くとあまりいいテンポチェンジではなかった気がします。反省。
一番最後の 「ふーたーりー、星をよーけてー」 のところのアレンジは我ながらよくできてます。ここは静かなピアノを消さないように、囁くように歌うと◎です。
後日談
・・・歌詞を ・・・間違えて ・・・歌って ・・・いました(悲)。
どこかは書きません~
どうしようか迷いましたが、その部分 (歌詞3文字分) だけ録り直しました。が、映像を見ているとやっぱり (というより当然) 違和感があります。最後まで気づきませんでした。
ご指摘をいただいた T.O. さん、ありがとうございました!