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たまたま名前が同じだったから・・・
「愛は勝つ」 が流行ったのが僕が中学1年生のとき。当時、KAN はよく歌番組に出ていたからもちろん知っていたんだけど、自分と名前が同じだってことに、特に何も感じていなかった。ある日、美術室でクラスメイトの浅田さんが 「愛は勝つ」 を楽しそうに歌っていたから、「よう歌詞覚えとるね (in 讃岐弁)」 と話かけたところ、「100回くらい聴いとるけん覚えるわそら」 という返事が返ってきた。その当時の僕にはひとつの曲を100回も聴くなんていう習慣はなかったから、1曲を100回聴くっていうのがどういうことなのかピンとこなかった。でも、僕はなぜかそのCDが欲しくなって、次の日だかその次の日だかに、 「愛は勝つ」 のシングルを買いに行った。確か、それが僕が生まれて初めて買ったCDだと記憶している。
で、その年は何かと KAN に縁があって、秋の文化祭のステージの上で、僕は生まれて初めて人前でピアノを歌いながら 「愛は勝つ」 を歌ったし (確か 「どんなときも」 も歌った気がする)、生まれて初めてライブを観に行ったのも 「先生、おら先生みたいな先生になる」 っていうわけのわからないタイトルの KAN のライブだった。
浅田さんに連れて行かれました。 ※名前掲載は本人許可済みです。(ありがとう)
そんな風に、名前が一緒だっていうことが原因なのか結果なのかよくわからないけど、とにかく僕は KAN に強く影響を受け、KAN のおかげでピアノを弾くことの 「おいしさ」 を知り、ピアノを弾けることを誇りに思うようになり、それから大学を卒業するまで何だかんだでピアノを弾き続けることになったわけで、KAN には本当に感謝している。そしてもちろん、KAN は僕が尊敬するアーティストのうちのひとりなのだ。
つい最近、母親が 「カンなんて変な名前つけて、いじめられんか実は心配やったけど、KANのおかげで救われた」 と発言したのを聞いて、僕はひっくり返りそうになりました。
名曲 「永遠」
強く影響を受けた曲っていうのが誰にでもあって、僕の想像では、その多くはバラードだ。そして僕が最も影響を受け、バラードを聴くときにあらゆる面で比較対象とするのがこの KAN の 「永遠」 だ。ピアノのアレンジ、歌詞、メロディ、どれをとっても超一級のピアノ・バラードで、墓場まで持って行きたい曲だ、と、僕はずっと前から位置づけている。人前でこの曲を歌ったことは数回しかなくて、いつ、誰の前で歌ったかということについて、僕はほぼ完璧に覚えている。別にとっておきだというわけではないんだけど、やっぱり思い入れのある曲なので、そうそう歌う機会があるわけではなかった。
一番よく覚えているのが、中学1年のときに、付き合っていた彼女の誕生日だか何かに、買ってもらったばかりのシンセサイザー (YAMAHA EOS B500) で 「永遠」 を弾き語ったのをテープに録ってプレゼントしたこと。確か、アルバム 「ゆっくり風呂につかりたい」 の 「恋人」 も一緒に入れた気がするんだけど、後にも先にも、誰かに僕の弾き語りテープをプレゼントしたのはこの1回限りだ。
・・・と、思います。 ※中1で彼女がいるなんて今どき珍しいことじゃなさそうだけど、1991年当時は結構 「先進的」 でした(笑)
まあそんなわけで、僕にとっての弾き語りの原点でもあり、頂点でもあるこの曲は、「ピアノ難民を救え!」 でぜひとも演奏したい曲の筆頭だった。 でもいざこうやって形にして残してみると、もっとうまく弾けるのになぁとか、もっとうまく歌えるのになぁという思いで歯がゆくなるんだけど、他の曲と比べると、ピアノは若干ヨレてはいるけど、長年歌いこなしている分、自然に歌えてる気はする。ミックスもいい線行ってると思うので、とりあえず永久保存版ってことで残しておこうと思う。
次にこの曲を歌うのは誰かの結婚式の二次会かな、と勝手に思っているんですけど、あいにくまだリクエストはありません。
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